アトピーの人向けに。保湿剤の選び方と3つのポイントを解説。

 

敏感肌用の保湿剤って全然肌に合わなくない?

そう、これは過去の私のことです。
アトピーの乾燥肌で悩んでいた私は、保湿剤を探していた。

以前は「敏感肌用」というワードに釣られ、いろいろな保湿剤を試したが

肌に合うものが見つからねえ!!

試しては肌がピリピリするを繰り返しながら、ようやく自分の肌と真剣に向き合い始めたときに、保湿剤の選ぶ基準をなんとなく理解し始めた。

なので同じような悩みを抱えてる方に、解決できるきっかけになればと思い、この記事を書いています。

この記事は私の実体験をもとに執筆しています。アトピーの症例はさまざまなので、ひとつの参考としてご覧ください。

まあ保湿剤なんて、病院で処方してもらえばいいじゃんって思うかもしれないが、保険適用の保湿剤はたったの2種類しかない。

しかし保険適用の保湿剤は【ワセリン】【ヘパリン類似物質】【尿素】しかありません。

3種類しかないので、病院でもらった保湿剤が合わない人もいると思います。
(私も最初は合わなかった)

そういった場合は市販品を選ぶしかないんですよね。

でもアトピーの人って、肌の状態が人によって全然違うし、何にアレルギー反応を起こすかわからない。

なので全員におすすめできる保湿剤というのは残念ながらありません。

目次

大前提:敏感肌用とアトピー向けの保湿剤は全然違う

結論を先に言います。
アトピーの人にはセラミド入りの保湿剤がおすすめ。

敏感肌用の保湿剤は、アトピーの人が「敏感肌用って書いてあるから~」と安易に使用すると痛い目を見ます。

なぜならアトピーの人は、一番肌の調子が良くても、健康な人でいう乾燥肌状態だから。

言葉にするとわかりにくいので、図にすると以下の通り。

そもそも敏感肌用は、綺麗な肌に使う前提として作られているので、アトピーの人が使用すると大体合いません。

ちなみにアトピーの人は健常な肌に比べ、保湿成分(セラミド)を作る力が劣っています。
なので常に乾燥肌の状態。

つまり自分で作れるセラミドの量が、普通の人より少ないよってこと。

なので冒頭でお伝えした、セラミド入りの保湿剤で補うのが一番手っ取り早いということです。

その肌、実は炎症かも

まず保湿剤を選ぶ前に、その肌は炎症を起こしていませんか?

アトピーの場合、一見乾燥肌に見えて、実は炎症だったということが多々あります。(私も経験済み)

当たり前ですが、炎症を起こしている状態で保湿剤を使用すると、合う合わないに関わらず症状が悪化します。

なので保湿剤を使う前に、乾燥か炎症か判断しましょう。

炎症と乾燥の見分け方

見分け方といっても、保湿剤を塗った後も皮膚の表面がザラザラしている場合は炎症です。

写真で見るとより判断しやすいと思います。

まずはこちら。

参照元:アトピーぺディア

これは炎症ですね。
見たらなんとなくわかりますが、肌がごわごわして赤みを帯びています。

この状態の場合は、まずステロイド外用薬などで炎症を鎮めましょう。

続いてこちらはどうでしょうか?

参照元

表面は白っぽく乾燥の粉吹きのように見えます。

しかしこれも乾燥ではなく炎症です。
肌の表面が凸凹していますよね。これは皮膚の下で炎症が起きている状態です。

この状態で保湿剤を塗ると、炎症が抑えきれずに悪化します。決して保湿剤が合わなかったというわけではありません。

続いてこちらはどうでしょうか?

参照元

これが乾燥です。

アトピーの人が見たら「いやどこが乾燥やねん」と思いますが、普通の人の乾燥はこれです。アトピー肌を見すぎて感覚が麻痺してるだけ。

まあ確実に判断しやすいのは、尿素入りの保湿クリームで刺激感がある場合。
肌に刺激があるということは、確実に肌トラブルが起きています。

まずは抗炎症作用のある薬(ステロイドなど)で炎症を鎮めましょう。

保険適用の保湿剤は2種類しかない

保険適用でもらえる保湿剤は、

水分を保持する作用を持つタイプ

(例:ヘパリン類似物質、尿素)

皮膚から水分を蒸発させない油性のタイプ

(例:ワセリン)

の2種類しかありません。

ヘパリン類似物質には【ヒルドイド】【ビーソフテン】、

尿素には【ケラチナミン】【パスタロンソフト】【ウレパールクリーム】など。

アトピーに関わらず、肌トラブルというのはパターンがたくさんあります。
保険適用の保湿剤がたった2種類しかなければ、肌に合わないと感じる人がいるのも当然のはず。

ヘパリン類似物質と尿素の落とし穴

ヘパリン類似物質は肌の乾燥を改善し、血行促進もするので相性が良ければとても効果的。

しかしヘパリン類似物質も尿素も、炎症の酷い状態で使うと悪化します。

ヘパリン類似物質は、血行促進作用によって炎症箇所の血行が促進されて症状がひどくなる。
尿素は正直、炎症がある状態だと染みて使い物になりません。

あと尿素は、保湿効果がヘパリン類似物質よりも劣る。

ただ病院に行くと、

カサカサした所に塗ってくださいね

なんて言われるもんだから、炎症を乾燥と勘違いして、保湿剤を使って症状が悪化する事例が多々ある。

このようなことも、保湿剤が肌に合わないな~と思う要因のひとつかもしれないですね。

迷ったらワセリンが無難

結局なに使ったらいいんだ?ってとこなんですが、迷ったらワセリンでいいです。

ワセリンはヘパリン類似物質や尿素と比べて、保湿効果は低い。

ですが、ワセリン最大の特徴は炎症のある部分にも使えるところ。超安全です。

ワセリンは油性で、皮膚の上から保護するように作られている。皮膚に浸透しないから保湿効果は低いけど、安全性は高い。

ワセリンにも種類が3つあって、

【白色ワセリン】<【プロペト】<<<【サンホワイト】

の順で純度が高くなります。(サンホワイトは純度が段違いで高い)

正直どれでもいいですが、白色ワセリンとプロペトは値段が一緒なので、純度の高いほうでいいと思います。

ちなみにワセリンを使うと「熱がこもる」という人がいますが、それは肌の状態が改善されてきている証拠です。他の保湿クリームも試してみてください。

馬油やホホバオイルでもOK

またワセリンとは別で、馬油やホホバオイルもあります。

馬油は動物性、ホホバオイルは植物性。
この2つはワセリンに比べて、保湿作用や抗菌作用に優れている。

2つ挙げたのは、人によってアレルゲンが異なるから。
動物性と植物性、どちらも一定数アレルギー反応を起こす人がいます。

なのでアレルギーを持っている人は慎重に使いましょう。

使うときは必ず微量から、もしくはパッチテストをしてください。

私が実際に使っている馬油クリームはこちら

アトピー用保湿剤選びのポイント3つ

ヒルドイドやビーソフテンといった、保険適用の保湿クリームが合わない人は、市販の中から探さなくてはいけません。

たくさん種類があってよくわからん!って人は、

  • 保湿作用
  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用

に注目して探してみましょう。ひとつも欠けたらダメです!

保湿作用

これはセラミド入りの保湿クリームを選びましょう。

保湿効果の高さは【セラミド】>【ヘパリン類似物質】>【尿素】の順。

冒頭でも書きましたが、アトピーの人はセラミドをうまく作れてません。なのでセラミド入りの保湿クリームで補う必要がある。

まあこれは難しいところですが、先天性アトピーの人はセラミドが少ないですし、後天的な人はそうでもない場合もあります。

ちなみにセラミドは、数字の付いてるもののほうが保湿効果が高いようです(セラミド2とか)。

抗炎症作用

アトピーの人は常に炎症が起きているので、これはかなり重要ですね。

非ステロイドで抗炎症作用が最も優れているのは【グリチルリチン】なので、それが配合されているか注目してみましょう。

ちなみにグリチルリチンはステロイドでいうとWeak(弱い)くらいの作用がある。
ステロイドではないので、副作用の心配もないですね。

抗菌作用

これもかなり重要です。

抗菌作用のあるものは、黄色ブドウ球菌やカビ(カンジダ)の繁殖を防ぐ役割があります。

アトピーの人は、皮膚に住んでいる悪い菌を殺す細胞(抗菌ペプチド)の働きが弱い。そのため黄色ブドウ球菌やカビが増殖して感染症にかかりやすい。

(またステロイドやプロトピックなどの免疫抑制剤も、抗菌ペプチドの働きを弱くする

この黄色ブドウ球菌とカビ、増えすぎると厄介で、スーパー抗原という毒素を出して痒みとアレルギー反応を起こします。

悪化しても、感染症なのでもちろんステロイドは効きません。
なので抗菌作用はかなり重要なんです。


なので日頃から、抗菌作用のある石鹸や保湿剤で皮膚を綺麗にしておきましょう。

保湿剤選びって難しい

みなさんは自分にあった保湿剤選びはできていますか?

人によって体質やアレルゲンは異なります。
万人に適する保湿剤は存在しないので、試しながら探していくしかないのが現状です。

ただ本記事の知識を少し頭に入れておけば、多少は探しやすくなると思います。

自分の肌と向き合いながら、最適な保湿剤選びをしていきましょう。
それでは。

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この記事を書いた人

しがないサラリーマンブロガー
雑記で自分の経験や知識をざっくばらんに書いてます
最近は主に、音楽・ガジェット・ブログに関してなど

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