脱ステに失敗した私が、これから挑戦する人に伝えたいこと【準備が大切】

今回は重症のアトピー患者であれば耳にしたことのある「脱ステ」について。

 

・脱ステを始めるか迷っている
・ステロイドが効かなくなってきた

このような悩みを持っている方に、脱ステに失敗した私の経験をお伝えします。

この記事を読んでる皆さんは、脱ステについてなんとなく知ってる人が多いはず。

 

ステロイドを使わずにアトピー治すやつでしょ?

正解。
名前の通り、ステロイドから「脱」することです。

脱ステに失敗している私が言うのもなんですが、

みかん

脱ステを成功させるには、自分自身も正しい知識を持っておくことがとても重要やで

実際に私が脱ステに挑戦したのは2015年頃。
脱ステに詳しいお医者さんのもとで行いました。

そんな私がなぜ失敗したのか、これから脱ステを考えている皆さんの参考になれば幸いです。

目次

脱ステの目的

脱ステを始めようとする人の多くは、

 

・処方されているステロイドの効果を感じない
・副作用が怖い
・アトピーを根本的に改善したい

などと悩んでいる方が多いはず。

実際私が脱ステを始めようと思ったきっかけも上記が理由です。

脱ステをしてもアトピーは完治しない

 

え…嘘でしょ…

アトピー患者からすると絶望的な話なんですが、脱ステをしてもアトピーは治りません。

理由はアトピーの原因がステロイドじゃないから。

じゃあなぜ「脱ステ」を行うのか?
それは、

【皮膚を正常な状態に戻すため】

この目的を忘れてはいけません。

脱ステは、肌がステロイド外用剤に依存した状態から脱却するために行います。

ステロイド外用剤依存とは

私が説明するより、権威あるお医者さんが出している論文のほうが説得力あるので、よかったらご覧ください。

ただ難しい言葉もたくさん出てくるし、かなりの長文なのでかみ砕くと、

ステロイド外用剤からの離脱後、治療前よりも重症で多彩な皮膚症状を呈してくるような状態をいう

アトピー性皮膚炎におけるステロイド外用剤依存 より

つまり薬を止めた途端、治療前より重症化してしまうということ。

この離脱症状は私も経験済みですが、めちゃくちゃきつい。

なんで治療前より悪化するねん!って話なんですが、原因はステロイド外用剤の副作用が関係しています。

上の記事に詳しく書いてますが、治療前より悪化するメカニズムは以下の通り。

ステロイド外用薬を長期連用すると「皮膚委縮」という副作用が起こる。

皮膚委縮が起こると、皮膚が薄くなりバリア機能が低下してしまう。

バリア機能が低下した肌に、刺激が加わることで悪化する。

これが治療前よりも症状を悪化させてしまう原因です。

伝えたいこと【脱ステは辛すぎる】

なに当たり前のこと言ってんだと思うかもしれませんが、冗談抜きでめちゃくちゃ辛いです。

私はこれから脱ステを考えている方を制止したいわけではありません。

ただ脱ステを始めるには、相当な覚悟と勇気を持って臨む必要があることをお伝えしたい。

今の生活を維持しながら脱ステは無理【断言】

正直脱ステは治療過程が過酷すぎるので、今の生活を送りながら行うのは無理に等しいです。

肌はボロボロ、寝られない、動くと痛い・・・
薬を止めたことによるリバウンド症状がとにかくすごい。

私自身も症状がきつすぎて、1か月ほど家から出られませんでした。

実際のリバウンド症状がこちら(外部リンク)

ただかなり少ないですが、リバウンド症状の軽い方もいるので、そういった方は無理のない範囲で行ってください。

脱ステをするなら入院覚悟で

一人で脱ステをするのは絶対にやめましょう。

みかん

これは経験してわかったけど、一人で行うと自分がボロボロになっていく姿を見て絶望するので、精神衛生的にも良くないんだよね。

脱ステは、薬をあえて使わないという医学の根底を覆すものです。
なので治療法として確立されているわけではありません。

それ故に、感染症を併発するリスクも大きいので、必ず脱ステに詳しい医師にアドバイスをもらいながら実施してください。

みかん

個人的に脱ステは入院できる環境があるなら、その方が精神的な負担も少ないのでおすすめ!

入院すると、近くに同じ境遇の方がいたりするので励みになります。

実際に脱ステして辛かったこと3つ

私は大学生時代に、一人暮らしの環境で脱ステを行いました。
その中で最も辛かった経験を3つご紹介します。

写真付のほうがわかりやすいとは思うので、脱ステブログの方のリンクを所々に貼っておきます。

ちなみに以前、私も脱ステ中の写真を残していましたが、見返すとあまりに辛すぎるので削除しました。

みかん

肌の悪化した状態を記録に残すのはとても勇気が要ります。脱ステブログは本当にありがたい。

眠れない

睡眠は肌の改善にかなり重要だと言われていますが、脱ステ期間中はそれどころじゃない。

肌の状態が最悪なので、寝返りをうつ度に痛みが伴います。

みかん

全身ひび割れ状態だから、身体が動く度に激痛が伴って辛かった・・・。

また皮膚がボロボロととんでもない量が剥がれ落ちる。
ベッドの上に砂を撒いて寝ているような感じ。

背中に、自分の皮膚から剥がれ落ちた皮が刺さってチクチクします。

日常生活に支障出まくり

脱ステを始めると、皮膚にどんどん亀裂が入っていくような感覚があります。

なので、身体を曲げたり伸ばしたりするだけでとてつもない痛みが襲ってくる。

私の場合、肌の状態は首から下がこのような状態。(外部リンク)

日常の動作ひとつひとつに痛みが伴うので、何もできなくなります。

みかん

実際ほんとに痛すぎて、なにもできず1日が終わった日もあったくらい。

滲出液が止まらない

アトピー重症患者なら経験があるはず。

炎症が悪化すると、血管が膨張します。
そこに刺激が加わると、汁が滲み出てくる。 これを滲出液といいます。

軽い炎症だと汁が出てくるなんてことはまず無いので、そういう症状があることを知らない人も多いかも。

滲出液には皮膚を治す成分がいろいろ入っているので、拭き取らないことがとても重要。

ただそのままだとめちゃくちゃ不快なんですよ。

厄介なのが寝てる時。

みかん

顔から滲出液が出ていたから、枕に滲出液が漏れてそのまま固まってしまったことが何度もあった・・・

滲出液が固まってしまうと、顔と枕がくっついて離れなくなるので、激痛に耐えながら顔を剥がさなければいけません。

毎朝激痛を伴いながら起きたくないじゃないですか。
それだけ脱ステのリバウンドは過酷でした。

私の脱ステ実践の中では、この滲出液がダントツ不快で辛かった。

自分でコントロールできるようになろう

ステロイド外用薬が効かなくなってしまった方は、正直脱ステをするしか改善の余地は無い。
しかし私は、みなさんにこの経験をしてほしくない。

なので私がおすすめしたいのは、いきなり薬を止める「脱ステ」ではなく、徐々にステロイドの使用量を減らしていく「減ステ」という方法です。

やり方は非常にシンプル。

悪化してるときは薬をたくさん塗って、症状を抑えたら休薬する。

これを繰り返していきましょう。

はじめはステロイドを使うペースを1日1回、次は2日に1回みたいな感じで大丈夫です。

私は脱ステには失敗しましたが、減薬することで症状をコントロールできるようになりました。

脱ステだけがアトピー改善の最適解ではないことを知っていただけたら幸いです。

それでは。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

しがないサラリーマンブロガー
雑記で自分の経験や知識をざっくばらんに書いてます
最近は主に、音楽・ガジェット・ブログに関してなど

コメント

コメントする

目次
閉じる