普段何気なく使っているハンガー。
別にハンガーにオシャレさなんて求めないし、洗濯物が干せるなら別になんでもいい。
そんなハンガーに、少し不便さを感じることがある。
携帯性の悪さだ。
持ち歩くには向いてない形と、荷物として圧倒的に嵩張る。
仕事柄、スーツを着て働く私は、ジャケットを干すためのハンガーが欲しかった。
そこで今回紹介したいのが、無印良品の「アルミ折りたたみ式ハンガー」。
このハンガー、個人的に無印良品の中で5本の指に入るくらいの名作だと思う。ハンガーとして、ど真ん中の機能だけを残した究極に美しいハンガーである。
そんな無印良品の折りたたみハンガーの魅力について、今回は語っていきたい。
洗練されすぎたデザインと機能
このハンガーを語る側面は2つある。デザインと機能性だ。
世の中には、デザインは良いけど使い勝手のイマイチだったり、機能性は良いのにデザインがイマイチな商品がたくさんある。
この折りたたみハンガー最大の魅力は、デザインも機能もシンプルにまとめた上で、ダサくないところだ。
直感的で美しい見た目
本体はアルミ素材でできている。
厚さは8mmで、重さは41g。携帯性も抜群に良い。
広げると、幅は38cmある。
携帯性に特化しているので、ハンガーによくある首が伸びないような形状や、滑り止めの機能はない。ハンガーとしての最低限の機能と、直感的な美しさだけが残っている。
曲線がハンガーの面影を残しつつも、これがハンガーになるとは思えないくらい、シンプルなデザイン。ハンガーなのに高級感すらも漂わせている。
これを取り出してジャケットを干すだけで、なんだか自分がすごくスマートでオシャレな人に見える。
さりげなくオシャレな日用品を使いこなしてる人って、男女問わずかっこいいよね。
誰も思いつきそうで、思いつかなかった構造
構造はいたってシンプル。
収納されたアルミの片側をくるっと回すだけでハンガーになる。すごく簡単でわかりやすい。
このハンガーにトランスフォームする構造を思いついた商品開発者には、畏敬の念を覚える他ない。グッドデザイン賞を毎年あげたい。
ハンガーを外出先で使うなら、さっと取り出して干せればそれでOK。首周りなんてさほど気にしないし、外ならそこまで機能を求めない。
そこを無印良品はうまく突いてきた。
無印良品のコンセプトに「これでいい」という言葉があるけど、外で使うならほんとにこれでいい。ハンガーとして一切のムダがない。
このハンガー、1本590円
ダイソーに行けば、ハンガー3本セットで110円。このハンガーひとつの値段で15本は手に入る。
そもそも100均と比べる話ではないけど、かなり攻めた価格設定である。実際私も、購入に至るまで何度も足踏みした。
それでも結局は購入した。圧倒的なロマンを追い求めて。
ハンガー1本に590円は決して安い金額ではない。それでもこの利便性と所有欲を同時に満たせる折りたたみハンガーは、現時点でコレしか存在しないはず。
ハンガーを持っているだけで、気持ちが躍る体験は初めて。新しいiPhoneを手にしたときの感覚と似ている。それくらいこのハンガーには衝撃を受けた。
普段使っているアイテムを、自分の気に入ったモノで囲んでいくと、気持ちも暮らしも自然と豊かになっていく。
このハンガーも、そんな私の気持ちを高めてくれるアイテムに仲間入りした。
外出先でジャケットを掛けるのに困っている方に、ぜひおすすめしたい。日常にさりげなくオシャレを取り入れてみないか?
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