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最低限を極めた、キャッシュレス時代の薄い財布【abrAsus(アブラサス)】

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なにこれうっす!!!お金入るんか?!

これは、今回私が紹介する財布を手に取った瞬間のセリフである。

まず箱が薄い

星の数ほど存在するコンパクト財布の中で、とにかく小さく薄い財布を追い求めた結果、アブラサス(abrAsus)の薄い財布に辿り着いた。この財布、以前レビューした詰め替えそのままを彷彿とさせる、ド直球ネーミングである。

火の玉ストレートネーミング

今回は、そんなアブラサスの「薄い財布」について、使用感などをレビューしていきたい。

目次

財布を使う場面が少なくなってきた

まず、今回コンパクト財布を探すに至った経緯を簡単にお伝えする。

近年はキャッシュレス化がどんどん進み、スマホひとつで完結する場面が増えてきた。

私も例外ではなく、ほとんどの買い物は電子マネーやQRコード決済で済ますため、実際現金を使う機会はかなり少ない。
そうなると、大きい財布はもはや荷物でしかなくなる。

しかし、地域のスーパーやラーメン屋の券売機など、現金を必要とする場面はまだまだ存在する。なので財布を持ち歩かないわけにはいかない。

そこでこれまで使ってきた長財布から、コンパクト財布へ移行することにした。

アブラサス「薄い財布」を選んだ理由

コンパクト財布を選ぶにあたり、私が重視したポイントは4つ。

「小さい・薄い・お札を折らない・カードが3枚入る」だ。

ここでいう「お札を折らない」は、前もって三つ折りにする必要がないということ。

最低限のお札と小銭、そして保険証やクレジットカードが入ればそれでOK。
アブラサスの薄い財布はこれらの条件をクリアしていたので、今回購入することにした。

ちなみにこれは余談だけど、この財布のことを調べていたら、2013年にYouTuberの瀬戸弘司さんがアブラサスの薄い財布について動画を投稿していた。2022年にこの財布の存在を知った身としては、あんなに前から存在していたことに驚きである。

アブラサス「薄い財布」の概要

薄い財布のスペックは以下の通り。

サイズ9.8 × 9.5 × 0.7 (cm)
素材牛革
最大収納数お札・小銭/15枚
カード/5枚

サイズは、特筆して小さいというわけではなく、一般的な折りたたみ財布と同じくらいの大きさはある。

財布の構造は、

お札入れ

お札を入れるスペース、

隠しポケット

お札クリップの中に、カードが1枚入る隠しポケット、

中央にカード収納、

ダブルホックで留められているポケットが小銭入れとなっている。

そして薄さを追求する工夫が半端じゃない。

カードの出し入れに便利

カード収納に切れ込みが入っており、一見カードが取り出しやすいだけのように感じるが、機能はそれだけじゃない。

札押さえが2箇所

お札が散らないよう、札押さえがついてるんだけど、この札押さえがカード収納の切れ込みに重なるようになっている。これで生地が重なる部分を減らして財布をより薄くすることが可能になる。

さらに小銭入れも、カードの横に配置することで、重ならないようにしている。

商品名しかり、この構造を見るだけでも、徹底的に薄くすることにこだわりを感じる。

アブラサス「薄い財布」の使用感

アブラサスの「薄い財布」を手にして1か月、使ってみて感じたことを紹介していく。

この薄さは唯一無二

まずは外観。

商品名に見劣りしない圧倒的な薄さ。しかもこれ、お金をすでに入れてある状態である。

私は仕事柄、スーツを着ていることが多いんだけど、薄いおかげでポケットに忍ばせても、もっこりしないところが気に入ってる。

お札を折らなくていい

できれば折りたくない

コンパクト財布でネックになりやすいポイントが、小さい故にお札を折らないと入らないこと。
わざわざお札を丁寧に三つ折りしてから財布に入れるのは、正直すごくめんどくさい。

しかし、薄い財布はお札を折らなくても収納することができる。

お札入れは散らからないように、お気持ち程度の札押さえが2箇所ついてるのもありがたい。これがあるおかげで、圧倒的にお札の出し入れが快適になる。

小銭入れに几帳面さが求められる

一見かなり小さく見える小銭入れは、999円分(コイン15枚)が入るようになっている。

本当に入る?

これは、こまめに小銭を使えば、15枚以上になることはないかららしい。確かに言われてみれば納得。

ただしこの小銭入れ。
薄さを追求した故に、かなりクセがある。

入った…!

スペースが限られているので、小銭を並べて入れないと入らないのだ。そして15枚入るとは言うが、MAXで入れるとかなり窮屈になる。出し入れに余裕を持つなら、10枚くらいが妥当かな。

この小銭入れは、現金で支払う機会が多い人や、小銭を並べることが面倒な人にとっては全く向かない。

また、初見では小銭を落とさないか心配になるが、私は今のところ落としたことはない。
ただし、小銭入れを開けるときは、逆さにしないよう注意する必要がある。

カードの収納は3枚以上必須

随所に薄くするこだわりを見せる「薄い財布」だが、カード収納も少し工夫が必要。

カードは、個別ではなくまとめて収納する。なので複数枚を収納する前提でカードポケットが作られている。

3枚以上カードを入れておけば、基本ズリ落ちてくることはない。
しかし、1枚だけや薄いカード2枚だと、落ちてしまうことがあるので注意。

そして、もうひとつ気をつけたいポイント。

この財布の素材は牛革で作られているため、使い始めからカードをパンパンに詰めて収納すると、カードポケットがその大きさに合わせて伸びてしまう。そうすると、カードを減らしたときにズリ落ちてしまうことになる。

カードは収納する前に、あらかじめ収納するカードを選抜しておく必要がある。

隠しポケットは電子マネー対応

メインのカードポケットの他に、1枚だけ入る隠しポケットがある。これは、薄い財布の初期モデル当時にキー収納として作られたものらしいが、現在は改良を重ねてカードも入れられるようになった。

ただしこの隠しポケット。カードの出し入れはめちゃくちゃやりづらいので、使うなら普段から出し入れの少ない交通系の電子マネーを収納しておくのがおすすめ

私はイオンに行く機会が多いので、WAONを収納している。決済端末でも問題なく利用できた

とにかく最低限に特化したミニマル財布

お札と小銭は15枚、カードは5枚。薄い財布を使ってみた感想は、とにかく最低限の収納に特化した財布という印象だった。

ここまでレビューした通り、財布として考えると少し尖った要素が多い。
ただキャッシュレス決済を主として生活している私としては、この収納力でも全く不便を感じたことはなかった。

私がこの財布に入れているのは、少しの現金と保険証とクレジットカード2枚だけ。

唯一この財布を買うときに迷ったのは、使う頻度の少なくなった財布に15,000円近くを出せるかということくらいかな。

少し勇気のいる金額だけど、この薄さと身軽さは他の財布では味わえない。
キャッシュレス生活の一助に、ぜひおすすめしたい財布だ。

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