電子ドラム用のスピーカー結構高いな…
代わりになるものないかな?
こんな悩みに答えていきます。
電子ドラムから音を出すには、ヘッドフォンとスピーカー(アンプ)を繋ぐ必要があります。
自分ひとりで演奏する場合は、ヘッドフォンで充分。
ですが、誰かに演奏を聴かせたり、バンドでセッションするときはスピーカーを用意しなければいけません。
また電子ドラムは専用のアンプがありますが、
結構いい値段するやん!!
って感じなので、この記事では代わりになりそうなアンプや、代用品を探す基準について解説していきます。
- 代用となり得る基準
- 気をつけるポイント
- 代用として使えそうなスピーカー
結論:ギターアンプ以外ならイケる
いきなりの結論ですが、電子ドラムを演奏するために用意するスピーカーは、ギターアンプ以外なら代用可能です。
ただし、これは演奏環境を全く考慮しない場合。
自宅など、あまり音量を出せない環境であれば、どのスピーカーでも問題無く音を鳴らせます。
しかし、他楽器とのセッションなどではそれなりの音量が必要なので、そのパワーを補えるスピーカーを選びましょう。
なぜギターアンプは代用できないのか?
ギターアンプは中音域をピークとした特性上、電子ドラムからの出力に対応していない音域があります。
つまり、迫力のある音を出すことができません。
そして対応していない音域を無理に出そうとすると、スピーカーが壊れてしまいます。
音量を下げれば壊れることはないけど、叩いてるパッド音の方が大きくなったら楽しくないよね
なのでギターアンプは、代用スピーカーとしておすすめできません。
電子ドラムの代用スピーカーを選ぶ基準
スピーカーってたくさんの種類があるけど、どれを選んだらいいの?
代用できるアンプを探すポイントは、主に以下の3つです。
- ワット数(出力)
- 音域(レンジ)
- 値段
ワット数(出力)
これは、スピーカーがどのくらいの音を出せるかという指標です。
電子ドラムは出力が大きく、ワット数が小さいと、スピーカーが耐えられず音割れしてしまいます。
スピーカーのスペック表を見ると、30Wとか60Wとか書いてありますよね。
ワット数が大きければ、余裕を持って大きな音を出せるので、音割れを起こしにくいということです。
音域(レンジ)
いろんな楽器に専用アンプがあるのは、音域があるから。
電子ドラムはバスドラムからシンバルまで、とても音域が広いです。
なので重視するのは低域をカバーできるアンプ。
ギターアンプが代用スピーカーの役割を果たせないのは、低域が弱いからです。
もしギターアンプを代用した場合、バスドラムの音が弱く、下手すると出力に耐えきれず壊れてしまうこともあるので注意しましょう。
値段
この記事にたどり着いた方は、ここが最重要なはず。
代用品を探しているのに、専用アンプより高いものを買っては本末転倒です。
予算が出せるなら、素直に電子ドラム用のアンプを買ってください。
電子ドラムのスピーカーとして代用できそうなもの
ここまでの基準を踏まえた上で、代用できそうなものは以下の3つ。
- ベースアンプ
- キーボードアンプ
- パワードスピーカー
ベースアンプ
低音域をカバーしているので、代用としては比較的向いていると言えます。
シンバル系の高音が少し弱いですが、自宅練習やセッションで使用する分には問題ないでしょう。
そして安い。
私も実際にベースアンプを代用してたけど、バスも迫力あるし意外と使えるよ。
キーボードアンプ
こちらは音域が電子ドラムと似ており、低音域から高音域までカバーしています。
代用としては1番向いているかもしれません。
ただし自宅練習用として使うだけなら、ちょっと高価。
ここを買うなら、Rolandの専用アンプを買ったほうがいいかも。
パワードスピーカー
こちらはヘッドフォン端子を繋ぐだけで音を鳴らせる、アンプ内蔵型スピーカーのことです。
音域も広く対応しているので、代用にも向いています。
そして安い。
ただパワードスピーカーは、アンプに比べると低音域の迫力が少し劣るかもしれません。
用途別!電子ドラムに使える代用スピーカー
ここからは用途別でおすすめのアンプを紹介します。
先に伝えておきたい。ベースアンプは自宅にあるならいいけど、代用として新しく買うのは、音質もコスパも良くないからあまりおすすめしないよ。
バンドセッションで使うなら
BEHRINGER ( ベリンガー ) / K900FX ULTRATONE
こちらはキーボードアンプです。出力は90W。
このクラスになると、専用アンプは4万円以上するはず。
それがこの商品は3万円でお釣りが来ます。
他の楽器に負けない音量が出せるので、バンドセッションに使用するアンプとしては、最もコスパが高い商品です。
MEDELI / AP-30
こちらは代用ではなく、もはや専用スピーカーです。(笑)
Rolandの半額程度ながら、電子ドラムに特化しているので、迫力のある音で楽しめます。
また30W出力なので、軽めのセッションくらいなら問題なく使用できますよ。
自宅練習で使うなら
ProGroup&HomeSound / MS-210J
こちらはパワードスピーカーです。
本来はPCやスマホ等と接続して使うものですが、電子ドラムのスピーカーとしても活躍します。
広い音域に対応しているので、自宅で気軽に演奏感を味わいたい方におすすめです。
ベースアンプ
自宅にベースアンプがある方は、代用として使えます。
ベースアンプは、5,000円以下で買えるような激安アンプでなければ、よっぽど問題なく音は出せるはず。
ただ新しく購入を考えている方は、もったいないのでわざわざ買う必要は無いかも。
上記で紹介した専用アンプか、スピーカーを買うほうが、音質もよく満足感を得られます。
練習なら代用スピーカーでも使える
自宅で練習する分には、他の楽器のアンプでも代用することが可能。
電子ドラムは持ってるけど、専用アンプを持ってない方はぜひ参考になれば幸いです。
そしてドラムの練習を続けてると、耳が慣れてきて代用スピーカーでは物足りなく感じてきます。
その時は専用アンプを購入するタイミングかもしれません。
やっぱり当たり前だけど、電子ドラム専用アンプには敵わないね
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